ヒュー・ジャックマンと『ラ・ラ・ランド』の製作チームによる、感動のミュージカル・エンタテイメント『グレイテスト・ショーマン』。
みなさんはご覧になりましたか?
ユニークな人材を集めて観客の常識を超えたショーを世に送り出したP.T.バーナムの人生を、華やかな歌とダンスで描いた作品です。オープニングからラストまで、ゴージャスな演出でスクリーン狭しと繰り広げられる歌とダンスはどれも圧巻!
ブロードウェイの舞台にも立ち、トニー賞も受賞しているヒュー・ジャックマンについては言わずもがなですが、『ハイスクール・ミュージカル』出身のザック・エフロンの歌とダンスも、まるで水を得た魚のようでした。
P.T.バーナムの幼少期からの半生を、曲に乗せてサクサクと描いていくため、展開はとてもスピーディー。そんな調子で物語がラストまで進んでいくため、登場人物たちの内面の描き方が浅いようにも感じましたが、素敵なショーを観たあとの高揚感と満足感は格別です。
ユニークな人材=マイノリティたちに輝ける場所を設けるという点では、ゲイにとっても共感度が非常に高く、差別や偏見に苦しむ彼らの心情がリアルに伝わってきます。社会から相手にされない人たちが、まずは自分のことを受け入れる、そんなメッセージを歌にした『This is Me』という曲にはとても勇気づけられました。
アメリカンドリームを叶えていく男の物語なので、起業などを考えている人にもきっと元気を与えてくれる作品です。
「人は想像力さえあれば成功できる」
実際にはそんなに甘くはないけれど、映画を観ている時間だけは夢を見ることができます。
誰もが楽しめるミュージカル・エンタテイメントだと思うので、何を観ようか迷っていたらぜひ映画館へ。