生態系と外来種




自分が気になっている社会問題は「特定外来種」への対応の問題です。まず根源的なこととして、「外来種」とは何であるのか、考え出すとキリがない部分があるのではないでしょうか。サケのように海と川を行き来する生き物では、海外の川から日本にやってくることも考えられます。渡り鳥に至っては言うまでもないことですね。

特に人間の生活に被害を与える場合においては、何らかの対応が必要だとは思いますが、それは在来種とされる動物でも同じではないでしょうか。

当然、在来種とは何であるかもあいまいです。元をたどればユーラシア大陸からやってきたと思われる陸上動物、淡水の動物もたくさんおり、これらも外来種といえば外来種になりますね。

この手の話では「生態系を守る」ということがよく言われます。しかしこれもよく考えると、どういう意味なのか疑問です。生態系は仮に人間の手が入らなくてもある程度変化・遷移していくものと思われます。100年後、200年後も、森や川の様子が全く同じというのは、考えにくいことではないでしょうか。

「生態系をめちゃくちゃにしてはいけない」というのは理解できるとしても、「ある特定の状況から一切変化が起きてはならない」との話にはつながらないはずです。

確かに、「在来種」とされる動物を圧倒的に駆逐してしまうような生物は、駆除などの対策がいるのかもしれません。人間の生活に被害を及ぼすからですね。けれど、「外来種として存在していることだけで問題である」というのは、やや飛躍ではないでしょうか。しかし後者のような言説も多く見られます。

恐らくこの問題は、「ペットとして導入された動物(温帯に適応する熱帯魚など)が何らかの理由で野に放たれ適応したこと」や、「マングースなど政策として導入された動物が一転して問題視されること」、といった2点がきっかけになっていると思われます。これはどちらも良くないことでしょう。

しかしながら、外来種・在来種の定義も良く分からない状態のまま、とにかく外来種を悪者扱いするような風潮・報道などには、疑問を感じざるを得ません。0か100かではなく、細かな議論が求められる問題であると考えます。

(代理投稿)


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